朗読「角筈にて」 9月24日夜公演

アップするのが遅くなってしまいました。

異種格闘技・最終戦の記。
BGMは会場で販売していたオリジナルサウンドトラックで。
とてもいい曲です。就眠時にかけると、とても良く眠れます。
でも、さっき気づいてしまった…
このCD、パッケージに公演タイトル「角筈にて」が入っていませんよ(笑)
わざわざ「@第一回閉店セール」とまで入っているのに…
あ、もしかして本当のタイトルは「味処 愛染」だった?


24日昼の感想は一つ下、
23日夜の感想は二つ下の項目になります。



24日夜公演。
後にも先にも最後の公演です。
もうおしまいなのかぁ…名残惜しいなぁと、
うかつにもちょっとぼんやりしていたら
スタート時でいきなり頭をはたかれました。
本当にライヴはナマモノだというのを実感。
昼の部で社長が大暴れしたと思ったら、
夜の部では安富さんが大化けですよ!(笑)
枷が外れたのか、なにかが吹っ切れたのか
抑揚の振幅がこれまでの倍くらいに!
最初のト書きで泣きそうになってどうする自分!というくらい
ちょっと不意を打たれました。
一方、一人リレーの最終バトンを一足先に手にしている橋本さんは
昼の部に引き続き、余裕の風情。言葉が生き生きしています。
ちょっと出遅れていた感のある栗本さんも、
ラストスパートで「久美子」の性格に柔らかな包容力を加えてきます。
どんどんみんなの芝居が変わっていって、
なんだか、目の前で蝶の羽化か、固い殻が落ちるような進化の図を見るようでした。
せっかく最後だから「さぁ泣くぞ!」とハンカチを準備していたのに
それで思わず手の汗をぬぐってしまった…(爆)
これだから、ライヴはやめられません。
竹本さんは、どちらかというと
自分の内から盛り上がるタイプの役者さん(勝手な推測)なのと、
もともとのテンションが高いのであまり高低差がない感じ(笑)。
それでもクライマックスはこれまでにないほどボロ泣いてました。
で、肝心の社長はというと、
昼間の芝居を彷彿とさせるように
ト書きはなによりもやわらかな声で、
悲痛な叫びはのどを裂くように、
泣きの嗚咽では観客の涙を絞りとっていました。

でも、何かが違ってた。

暴れるだけ暴れた昼に比べて
破天荒に見えても流されていない。
台詞からト書きの切り替えもスムーズで、
子供恭一との
『おとうさんを、待っている』
というシンクロも、意識してあわせに行っていました。
多分、自分が「最後だ、泣くぞ~!」と準備していたからだと思うのですが
あと一押しできっと涙が堰を切るぞ!という寸前で
すっと刀を収める感じなんです。
昼よりも全然セーブしてる。
なんというか…マラソンのペースメーカーみたいな感じ。

ふとそう感じた瞬間、
思わず「やられた!」と思ってしまいました(笑)。

3回の公演で、3パターンのアプローチ。
もしかしたら、それは自分の錯覚だったのかもしれません。
あるいは、自分の勝手な思いこみで、
本人は全く意識していないのかも。
でも、2日目の昼と夜は明らかに意識的に変えていたと思います。
だって、嘘泣きしてたもん!!(笑)

前の日の「明日はやるよ?」のひと言は
そういう意味だったわけですな…。
まったく…やられまくりです、このオジサンには。
まあ、今に始まった事じゃないんですが(笑)。


今、こうやってもぐもぐ反芻していますが
本当に行って良かった。
3回とも観られて良かった。
そう思える舞台でした。
プロフェッショナルな人たちが
プロフェッショナルな仕事を見せてくれて、
その上でどんどんエモーショナルになっていって、
最後の挨拶の時には、みんなとても素敵な笑顔を見せてくれました。
そして、ステージの椅子の上に置かれたパナマ帽には、
作品に対するリスペクトと愛を感じました。
なんか、すごい宝物をもらったような気持ちです。
これでしばらく元気に仕事ができます。

どうもありがとうございました。
次の閉店セールも絶対にありますよね!
絶対に待ってますから。
ていうか、待ってる人がたくさんいますから!
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by yuqui084 | 2005-09-27 01:41 | 社長!

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