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一目惚れ

先週、朗読会3公演観たら
無性に「人の声」が聞きたくなって、
なんかないかなぁと探してみたら
面白そうなコンサートがあったので行って来ました。
同志社CCDアルママータのJ.S.バッハ「ヨハネ受難曲」。
去年、メル・ギブソンの露悪趣味映画「パッション」が
同じテーマで作られていますが、
こちらの方は280年以上前に、教会で演奏されるために作られたものです。
元ネタはもともと教会で朗読されていた新約聖書の「ヨハネによる福音書」で、
バッハのライフワークとも言われている作品。
受難曲としてはヨハネよりマタイの方がメジャーみたいなのですが
(多分、マタイ受難曲の方が人間くさいから)
今回はヨハネのほうで、
そのうえエヴァンゲリスト(福音史家=物語の進行役というか、
語り手というかト書き読み。某ロボットアニメとは関係なし…笑)が
自分で歌いながら指揮をするという珍しいスタイル。
アルママータという合唱団は、
同志社学生混声合唱団のOB、OGがメインで構成されているらしいので
最初からあんまり期待してなかったのですが(こらこら)
(関関同立は、圧倒的に混声合唱団より男性合唱団の方が上手い)
当のエヴァンゲリストが!!
この人(畑儀文氏)。
叙唱を三小節歌う間にすっかりファンになってしまいました。
合唱団80人弱をしのぐ声量、明瞭なドイツ語、正確な音程、
そしてロマンティックな声。
ルックスはちょっと丸いのび太くんなのに!
通学電車で乗り合わせた他校の先輩に一目惚れするっていうのは
こういう気持ちなのかと…(って、どんなたとえだよ)
ときめきの二時間弱(笑)。
いや~、何でも観に行ってみるものですね。
ちょっと調べてみたら
もともとはドイツ歌曲が専門で、シューベルトを日本語で歌ったり、
日本の歌を歌うコンサートを各地でひらいている模様。
(でも今月末の兵庫県芸術文化センターのコンサートはすでに完売…涙)
シューベルトはちょっと聴いてみたいぞ…。
というわけで、次の楽しみができました。

by yuqui084 | 2005-10-03 00:52 | 音楽

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