「声優口演2007」10月28日公演

いよいよ秋も深まってきましたね。
この日曜は今年最後の東京行き(多分)、
声優口演2007 in尚美」に行って参りました。
会場は昨年と同じ、水道橋の尚美バリオホール。
ちなみに昨年の感想はこんな感じ→

今年の演目は
○アニメ「のらくろ二等兵」
  ・監督:村田安司
  ・口演:福山潤
○映画「弥次喜多・岡崎の猫騒動」
  ・監督:村田操
  ・口演:近石真介
○映画「探偵学入門」
  ・監督:バスター・キートン
  ・口演:堀内賢雄、井上喜久子&尚美学園の学生さん
                               (以上敬称略)
そして、全ての音楽の作曲&演奏を
「東京ミュージック&メディアアーツ尚美」卒業生の増田年男さんが担当、
ナビゲーターは総合プロデューサーの羽佐間道夫さん。
アニメ・邦画・洋画とバラエティに富んだ内容。
キャパ364席というこじんまりとしたホールなので、
最後列でもステージの上の皆さんの様子がよく見えました。
今年はルーキースター福山さんがいるせいか、
お客さんには若いお嬢さんが増え、司会の羽佐間さんもウハウハです(笑)
でも、トップバッターで出てきた福山さんの顔色があまりよくなかったので、
大丈夫かなと思っていると、
羽佐間さんも「今日来たとき紙のような顔色してたけど、
ちょっと、血色よくなったかな」とおっしゃっておられたので、
本当に具合が悪かったらしい。
売れっ子さんは大忙しだそうで、スケジュールの空きを探すのに、
顕微鏡を使わなくてはならなかったと羽佐間さん。
もううれしそうに持ち上げる持ち上げる(笑)。
が、演目にはいると調子の悪いところはおくびにもださず、
声の張りも元気いっぱいなところはさすがプロ。
この「のらくろ二等兵」、
もともと台本がないアニメフィルムを観てシナリオライターがストーリーを書き起こし、
できあがった脚本を福山さんが脚色してできあがった作品だそうで、
現代風のてきぱきした、ひとりごとの多い(笑)のらくろに仕上がっておりました。
やっぱり、若手の中では断然上手いです。
ただ、サービス精神旺盛すぎていろいろ盛り込んじゃったおかげで、
演じ分けの「間」を取る余裕があまり無く、
ごちゃごちゃした印象を与えてしまったのはちょっと残念だったかも。
あと、故意にそうしたのかどうかは分かりませんが、
オチがあきらかにミスリーディングだったのが気になって。
まあ、それは脚本のせいなので福山さんにはなんの罪もないわけですが、
復刻ライヴでどこまでオリジナルを踏襲すべきかは、
また別に考えなければならないことかも知れないなと思いました。

2本目の「弥次喜多・岡崎の猫騒動」では、
近石真介さんがお囃子にのって和服で登場。
落語スタイル(というか漫談?)でスタートするという楽しい趣向。
が、昼公演では枕が長かった…!(爆)
普通、落語では羽織を脱いだら本筋のはずなんですが、
そこから延々と続く小咄。
さすがに、夜の部では10分ほど短縮されていましたが(苦笑)。
隣に座っていたお嬢さんは、嵐の中にいるかのように大きな船をこいでおられました。
が、フィルムが回り始めればさすがのベテラン芸。
どちらかというと、アフレコというより、
弁士の語りに近い感じで登場人物を演じ分けておられました。
これは吹き替えというより、語りの芸ですね。
フィルムののんびり加減とあいまって、
まったりと楽しませていただきました。

2本目終了後に、羽佐間さん、近石さん、福山さんで短いトーク。
羽佐間さんの会場いじりと福山さん褒め殺しが炸裂。

そして3本目が我らが社長と「揺れ動く17歳」(本人談…笑)井上喜久子さんの
「バスター・キートン『探偵学入門』」。
井上さんはいつ見ても素敵ですv。
この2人は昨年に引き続いての出演なので、
その安定感は証明ずみなのですが、今回社長に試練が…。
バスター・キートン作品って、
チャプリン作品と同じく完全なるキートンフューチャー作品なうえに、
それが作られた時代の映画事情もあって、圧倒的に男優の出演が多い。
ということは、ヒロインとごく一部の女優、
ナレーション以外は男性のお務めということで、
一時間ほどの作品中、井上さんの休憩はあっても、社長休憩なし。
主役にワルモノ、ヒロインのお父さん、使用人、その他モブと何役もの兼ね役。
二枚目声、悪役声、三枚目声のバリエーションもネタがつきて
語尾に「だっぺ」で演じ分け(笑)、
昼の部の演目終了後は、着ていたシャツが透けるくらい滝のような汗。
持っていたハンカチでは間に合わなくて、
会場のお客さんにタオルハンカチを借りる始末(笑)。
おまけに、着替えを持ってきていなくて、
夜の部と昼の部の間にマネジャーに買いに行ってもらったワイシャツが
480円だか420円だかだったのを夜のステージで自ら暴露(どこで買ったんだろう?)。
そしてとどめが、買ってきたてのシャツの襟芯(厚紙)をはずさずに着ていたのを
お客さんに指摘され、襟元からへろへろとはずすという素晴らしいパフォーマンスで、
会場を笑いの渦にたたき込んでおりました。
なんというか…あいかわらずの自虐を超えた自爆技…大好きだ!!(笑)
(いやいやいや、寄席の爆笑リポートじゃないんだから)
とりあえず、真面目な感想を考えてみると、
今回昼の部をセンター席で作品中心、
夜の部を下手役者さん前で観させて頂いて、
今更ながら社長の擬音語のバリエーションの多さに感心致しました。
もともと「っ!」とか「ん?」とか、
ちゃんとした台詞の合間の「間」を表現する間投詞を入れていくというのは
技術としてあるのだと思うのですが、とにかくあまり黙っていることがない。
画面の動きと役者の息に合わせてなんらかのリアクションを
ちゃんと音として発していて、それも意図して出している風でもなくさらっとやっている、
というのはちょっとした驚きでありました。
いつも何か発見させてくれる社長ですが、
今年最後の東京行きは、そういう意味ではなかなかの収穫だったかも。
少なくとも某ネ○ロマの数倍は楽しかったです。
来週の公演は相手役が大先輩の池田昌子さんということで、
またいつもと違う社長が見られるのではないでしょうか(笑)。
自分は行けませんが、観に行かれる方、
またお話聞かせて下さいませませ~。

というわけで、是非是非来年も開催して頂きたいなーと思った次第です。
羽佐間さんのトークもまた聞きたい!
ちなみに、今回の個人的な羽佐間さんのツボ発言。
ロッキーの台詞「エイドリア~ン!」のあとで、
うれしそうに「実は2本目もあるんだよね」とおっしゃったので、
「ロッキー2」の話をするのかと思ったら
いきなり「ビードリア~ン!」
「そんで3本目がシードリア~ン!」とおっしゃった瞬間に、
わけのわからないツボを押され、ワタクシの腹筋決壊しました。
我ながらオヤジギャグに弱い…(爆)
ということですので(どういうことだ)
来年もどうぞよろしくお願いします羽佐間さん!
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by yuqui084 | 2007-10-30 19:19 | 社長!

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