桜散るお江戸の朗読会(ちょっと手を入れました)

春は、眠いですね。
お江戸からは昨日の夜戻って参りました。
今回は仕事をちょっとばかり持っていったのですが、
寝不足であまり身が入らない状態に(苦笑)
日曜のお昼にはミッドタウンのガーデンでぼんやりお花見もできたし、
面白い人たちにも会えたし、いい感じの旅でございました。
で、そもそもメインは仕事でなくてイベントなのですが、
昨日の感想ではなんのこっちゃというご意見がありまして。
とはいえ、もともと思い入れの強い作品のうえ、
性格上、忌憚ない意見どころか毒を吐くことも多く、
ただただ一個人の勝手な意見と思っていただければ幸いなのですが…(汗)
ということで、折りたたんだ上、いつもの通り社長中心にさくっと。






はっきり言って、昼公演はゲネプロでした。(爆)

楽器と声の音響バランスが悪く、
歌を歌うひとは前回の公演より音程が不安定になっていました。
そしてなによりも違和感ありありだったのは、
源博雅が「すれたおっさん」だったことでした(爆)。
昼公演が終わった瞬間、
隣に座ってた社長ファン歴先輩のOさんと顔を見合わせ
「どうですか、あれ?」
「なんか、さらっと仕事をこなしたって感じじゃない?」
「これが、5年の歳月というものなのですかね?」
とか言ってたくらいで。
ひとつひとつの台詞を全て検証したわけではないのですが、
あれは20代の熱血男の台詞じゃなかった。
ある程度人生に余裕かませるようになって
「これはこんな感じでいいだろう」と流す50男になってました。

えーい!あんな博雅は博雅じゃないやい~!(じたばた)

まあ、初演の時のえぐえぐ博雅もどうかと思いますが、
まだそっちのほうが思い入れの力があって、博雅的には好感度が高い。
だけど今回はちょっとなぁ…。

はー、本当に舞台は生ものです。
夜は全体的に、昼にあったバラバラ感が減り
ずいぶんよくなっていたような気がします。
少なくとも、博雅は20代後半~30代くらいには若くなりました(苦笑)。
今回は木村さんが安定してよかったなぁ…。
あと、難波さんが、初演のシニカル先行に比べて、
どんどん余裕と優しさのある晴明になってました。
うっかり博雅より晴明のほうが好きになるくらい。ちょっとよろめきました(笑)。
そして、琴王子!中垣雅葉さんの二十絃箏が素晴らしかった。
今回近くからじっくり観ることができたのですが、
あの絃を弾くには結構な強い力が必要なのに、
所作からなにから全てが優雅・優美!
聞くところによると、
シーンごとにピッチの違う音を出すために
ステージの上で柱を微妙にずらすという大変なことをしておられたらしいのですが、
全然気づきませんでした…(汗)
ご本人もとてもおだやかで素敵な方でした。(中垣さんHP→

でもですね、社長のずるいところは、
後段・クライマックスになって本気を出してくるところですね。
今回、本編に入る前の前段として晴明と博雅の会話が追加されていたのですが、
それを入れることで晴明と博雅が
お互いに向かって言う「よい漢(おとこ)だな」の台詞を対比すること、
博雅の性格描写を深くして
後の徳子とのやりとりをより際だたせようとしたなどの意図がみられることから、
後段を引っ張る役目が博雅に振られているのが一目瞭然で、
それが社長の見せ場となるわけですが、
それをですね、もう、憎らしいほど上手くやってのけるわけですよ。
優しくてまっすぐな者故の哀しみ・苦しみ・愛しさ。
それを声のひとつ、息のひとつで表現し、テンションを上げ、
その場の空気をがーっと持って行ってしまうわけですね。

ほとんど役者の本能で

そうなるとですね、
昼の部ではちゃらっと流してたくせにー!
とか思っていても、やっぱり引き込まれてしまうわけですよ!

おまけに木村さんは上手くてけなげで切なく泣かせるし、
この二人がしのぎを削るクライマックスは、
音楽との相乗効果で、もう客席どころかステージ上の演奏者まで泣かせる始末。

なんかね…本当に悔しい。悔しいけど、嬉しい。
なんだこのアンビバレンツ。

きっと、社長のファンがやめられないのは、
毎回こんな調子で飴とムチを与えられてるからです。(爆)
なにが飛び出すか分からないびっくり箱並みに振り回される。
おまけに、昼夜公演のあるときは、どちらで化けるか分からない!(涙)
今回は夜シフトだったけど、昼がんばりすぎて夜スタミナ切れの時もあるし。
だから、全公演観なくてはと思ってしまうんですよねー。

まったく、「ズルい男」です。ホリウチケンユウという役者は。

でも、ついていっちゃうんだろうなぁ…きっと、まだ。(自爆)
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by yuqui084 | 2008-04-08 19:14 | 社長!

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