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姑獲鳥の夏

発表されて10年、
40万部を超えるベストセラーであり
直木賞作家・京極夏彦のデビュー作である
「姑獲鳥の夏」。
映像化不可能と言われたこの作品を、
「帝都物語」「ウルトラマン」「D坂の殺人事件」などの監督
実相寺昭雄が映画化。
キャスト発表になったときからどうなるんだろう…と
興味津々だったこの作品、
ちょうど試写予定があったので見に行ってきました。

で、いつものごとく脊髄反射感想。

「つつみん!京極堂をやるならもうちょっとシェイプして欲しかったー!!」(笑)

ストーリーは、原作を読んでいない人には
ちょっとつらいんじゃないだろうかという進行です。
前半で一応蘊蓄をたれ、後半は駆け足。
さすがにあのボリュームを全部収めるには、
どう考えても尺が足りないし、
蘊蓄全部を押さえていけば、冗漫になるしで
仕方なかったと思います。
それでも、序盤の京極堂のなが~い蘊蓄では
ちょっと意識を失いそうになりましたが。

映像は、終始実験映画のようで
榎木津フラッシュ(笑)を含めていったい何カットあるのか
というくらいのカット割り。
でも、実験映画のようなのに、色目などどこか懐かしい画面で、
昭和40年代の日本映画ってこんな感じだった、というか、
それこそ、テレビ版「ウルトラマン」「ウルトラQ」あたりの懐かしさ。
あと、古谷一行版の「金田一耕助シリーズ」とか。
でも、一方で「ケイゾク」「トリック」あたりの
「新しい」と言われるドラマにも似ていて、
手法がどこかで循環しているのかと思ったり…

キャストは、ファンだとそれぞれに思い入れがあるので
なんとも言い難いのですが、
木場修に、もう少し身長が欲しかった…(笑)
京極堂、榎木津、木場のバカでかい3人に囲まれた
ちっこい関口が理想だったんです(爆)。
しかし、なんといっても京極堂…
キャスト発表当初~クランクインまではやせてたじゃないですか堤さん~!
なのに、エンディングじゃ全然別人!
どすこくて軽快な京極堂なんてサギだ~(泣)
「あなたの憑き物、落とします。」という今回のキャッチコピーが
「あなたの体重、落とします。」に見えるなんて…
ていうか、2作目までには落としてください~!
(とか思ったら、「フライ、ダディ、フライ」「恋に落ちたら」じゃ痩せていた!)

そのほかには、原作者京極夏彦氏が「え?」という役でご出演。
でも、なんといってもすごかったのはいしだあゆみ。
原作キャラに負けず劣らずの迫力でございました。

ご覧になるなら、原作を読んでから、がおすすめです。
でも、DVDになったら、いろいろ止めながら見てみたい作品だなぁ…。

by yuqui084 | 2005-07-09 23:37 | 映画

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