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花紅柳緑

先日、関連の仕事をする機会があり、招待券をいただいたので、
大丸心斎橋で開かれている「いけばな女性作家展」に行ってきました。
実は「いけばな」だけを取り上げた「いけばな展」をちゃんと見るのは
今回が初めてだったのですが…

面白かった!

「いけばな」というと自分で勝手に想像してたんですが、
ただ花を花器に入れて並べてあるだけじゃないんですね。
それこそ見たことのないような花材だとか、
こんなものを使うの?といった花器だとかが使われているものもあり、
作品によっては「いけばな」というより「現代美術作品」という感じのものも。
信じられない方向に向いている枝先とか、
びっくりするようなカーブを描いている葉だとか、
どうやってこの形にしているんだろうというような
テクニカルの部分も気になります(笑)。

流派とかもさっぱりきっぱり分からないんですが、
なんとなく、それぞれ傾向はあるみたいでした(今回だけなのかもしれませんが)。
未生流は枝ものが多いとか、池坊はモダンな感じとか、
草月流、小原流はアバンギャルドとか(笑)。
すっかりモードなファッションショーを見る気分です。

毎年春に行われているらしく、
今年のテーマは「花紅柳緑(かこうりゅうりょく)」。
広く禅語として使われている言葉で、
「花は紅に咲き、柳は緑色をなしている。
それぞれが自然のままに個性を発揮している」というような意味で
自然のまま、ありのままの美しさを表現すること、だそうです。
そういえば、素材もシンプルで優しい色の花や枝が
多く使われていたような気がします。

そして驚くべきは併設展。
「ジュニアいけばな展」と称して
幼稚園児から高校生までの作品が展示されていたのですが
小学生の低学年でも驚くほどバランスのいい作品を作る子供達もいて
訪れたおじいちゃん、おばあちゃんもみんな目尻を下げていました(笑)。
まあ、幾分大人の手が入って入るんでしょうがね…

なかなかこの世界、奥深そうですが
今回はよくわからないなりに、
とりあえずいけばなとフラワーアレンジメントは
違うモノだということは分かりました(爆)。

日々これ学びであります(ちょっとばかり謙虚になってみたりして)。

by yuqui084 | 2006-03-10 01:03 | お楽しみはこれもなのだ

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