男と女のリアルは違うのか
2006年 09月 20日
「水曜の朝、午前三時」(蓮見圭一著)を貸してくれました。
自分は全然知らなかったのですが、謎の作家さんらしいです。
作品を読むのも全くの初めて。
で、読んでみました。
感想は、「……」。
設定から「?」だったもので。
「45歳で逝った母が娘に残した4巻のテープには、
自分の苦い恋の経験が語られていた…」って。
普通、女ってそんなの残さないんじゃないの?
っていうか、自分なら絶対に残さない。
自分のための自分の物語を
小説本がかけるほどのディテールで残すなんて
ナルシストのオトコしかやらんよ?(と思う)
自分なら、どこどこでだれがなになにして…と思い出すのではなく
あの瞬間、あの一瞬を印画紙に閉じこめるようにしか記憶できないから。
そしてその一瞬だけを何度も何度も繰り返して、鮮明に思い出すから。
自分の中だけで。
だから、その小説はとても綺麗な言葉で書かれていたけれど
そこに出てくる女性達にはあまりリアリティを感じられなくて
読み終わった後にそう言ったら、
その先輩はこの本を読んで
「この作家は男性なのに、なんて女性の心理がよく分かっているだろう」
と思っていたらしい。
だから、かなり意外な答えで驚いたと。
もちろん、この感想は自分個人の感想ですからとは言ったんですけど。
もしかしたら、他の女性は違う意見かもしれませんよとも。
まあ、基本的に、一般女性の意見をワタクシに求める時点で
先輩は間違いを犯していたのかもしれませんけどね(笑)
…ちょっと他の人の感想も聞きたくなってしまいました。(←小心者)
あ…「ハチミツとクローバーⅡ」最終回が終わった…。
by yuqui084 | 2006-09-20 02:48 | 読書