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カテゴリ:映画( 47 )

ミリオンダラー・ベイビー

ずっと観に行こうかどうか迷っていて延ばし延ばしにしていたのですが
ある人が絶賛していたので、つい観に行ってしまいました。

…失敗した。

クリント・イーストウッドとはやっぱり相性が悪い。
いえ、いい映画です。すごくいい映画なんだけど
自分には重すぎる。

ていうか、なんであんなに自虐的なんだイーストウッド!
「許されざる者」でも、「ミスティック・リバー」でも今作でも
「あの時ああしてれば…」が多すぎるよ。
人生、どうしようもないことはある。
人間は、孤独だ。
だけど、登場人物にそれを繰り返させて苦しませて
それがドラマだというのは、
分からないでもないが、個人的に納得がいかない。
とくにそれがフィクションである場合は。
なんだろう…ダーティ・ハリーでアクション俳優として名を上げてしまった
反動なんだろうか…
ただ、それが作家としての手法なら
5本に1本くらいで抑えておいて欲しいよ…(涙)
はぁ…多分根っから生真面目な人なんだろうなぁ…

ヒラリー・スワンクのマギーは素敵だった。
だからこそ、愛する人が苦しむのが分かっていて
それを頼まずにはいられなかった彼女が哀しすぎる。
そして、それを彼女に言わせた脚本を憎む。

自分にとっては、そんな映画。

by yuqui084 | 2005-07-02 18:09 | 映画

ローズ

深夜にテレビをつけたら
映画「ローズ」が放送されていた。
ジャニス・ジョプリンをモデルにした歌手をベット・ミドラーが演じて
1979年のゴールデン・グローブ賞主演女優賞を受賞した作品。
アカデミー賞はノミネートのみだったが、
共演したフレデリック・フォレストも助演男優賞にノミネートされていたはず。
実はちゃんと最初から最後まで観たことがなかったが
どういうわけか、ライブシーンが印象に残っていた。
ベット・ミドラーが歌う「男が女を愛する時」は有名だし、
ラストに流れる「ローズ」は名曲。
某ジブリアニメのエンディングにもなってたっけ…
「フォー・ザ・ボーイズ」でも思ったけど
とにかく、ベット・ミドラーの歌が上手い。
ちょっとしたライブビデオのような出来上がりになっています。

で、なんでこんな深夜に思わず観ちゃったのかというと
テレビから塩沢兼人氏の声が流れてきたから。
タクシーの運転手から主人公の恋人になるダイアー(フレデリック・フォレスト)を
塩沢さんが吹き替えていました。
ちょっと頭は悪いけど、優しくてナイーブな男ダイアー。
フレデリック・フォレスト自体がナイーブなルックスの俳優なんですが
塩沢さんが演じると、それに独特のセクシーさが加わって
ちょっとどきっとしてしまった…
ひと言聴いただけで誰だか分かる、強烈な個性を放つ声。
やっぱり稀有な存在だったんだなぁ…(涙)

by yuqui084 | 2005-06-13 03:30 | 映画

バットマン ビギンズ

「バットマン ビギンズ」
監督・脚本:クリストファー・ノーラン
ブルース・ウェイン:クリスチャン・ベール
アルフレッド・ペニーワース:マイケル・ケイン
ジェームズ・ゴードン:ゲイリー・オールドマン
ヘンリー・デュカード:リーアム・ニーソン
ラーズ・アル・グール:渡辺謙 
ルーシャス・フォックス:モーガン・フリーマン
リチャード・アール:ルトガー・ハウアー

大富豪の息子ブルース・ウェインが、
いかにして正義のヒーロー「バットマン」になるに至ったか、
というまさに「ビギニング」なお話。いわゆる「エピソード1」ですね(笑)。
ブルース・ウェインはなぜ自分のシンボルにコウモリ=バットを選んだか、
いろいろな装備はどのようにして手に入れたか、
なぜ悪と闘おうと決めたのか、などが
これまでのシリーズより比較的分かりやすく語られます。
で、かなり内省的な展開だなぁと思っていたら
監督・脚本が「メメント」「インソムニア」のクリストファー・ノーラン。
なんだか、納得。画面のトーンも暗いし。
あまり良くない映画館の映写機だと、
画面が暗くて詳細が分からないんじゃないかと思うので、
観るときは劇場を選んだほうがいいです(…って、誰に言ってるんだ)。

でも、面白かった!!

これまでの「映画・バットマン」の印象といえば
1作目のマイケル・キートンのたらこ唇とプリンスの音楽、で
2作目以降は観たくせにまるっきり忘れている…という感じなんですが、
自分的には今回の「ビギンズ」が一番面白かったような気がします。
もともとなんの期待もしていなかったので
全然予備知識なしに試写を見たら、どんどん出てくる脇役の豪華さにびっくり。
主役が薄いのは脇を引き立たせるためか?と勘ぐりたくなるほどで(笑)。

主役はクリスチャン・ベール。アンディ・ガルシアを薄くしたようなルックス。
っていうか、男前でそれなりに濃い顔で、いい体なんだけど、印象が薄い(爆)。
「アメリカン・サイコ」、「ベルベッド・ゴールドマイン」や、
この間の「マシニスト」のおかげで、つい「普通でない人」という印象があるんですが
この映画では全然「普通の人」でした。
(はっ!? もしかして自分の認識が間違ってるのか?)
まあ、主人公の影が薄くなるのもしょうがない話で。
だって、マイケル・ケインにゲイリー・オールドマンにモーガン・フリーマンですよ?
個人的にはリーアム・ニーソンとルトガー・ハウアーも並べられて
もうそれだけで、ありがとうございます!という感じ。
日本的には渡辺謙がやはり話題の中心になっていますが
はっきり言って謙さんは、ちょっとしか出てきません。
でも、さすがの存在感でした。(←そうとしか言いようがない…苦笑)
全体的にディテールの荒唐無稽さをできるだけ排除しようという良心的な作りで
より人間ドラマ風になっていましたが、そのリアリズムがあったからこそ、
上質なエンターテインメントとして成功している一本。
だって、バットマンがスーパーマンやスパイダーマンと違うところは
装備は超一級でもブルース・ウェインは「人間」だってことだから。
(まあ、ストーリーが荒唐無稽なのはアメコミなのでしょうがない)
で、ネタバレになるのであまり細かいことは書けませんが
リーアム・ニーソンはやっぱりジェダイマスターだったと(笑)
そして、マイケル・ケイン健在で万歳。

注意:列車脱線事故にトラウマを持っておられる方にはおすすめしません。オフィシャルにも公表されていましたが、駐車場に突っ込む脱線車両の映像は、ちょっと自分でもドキッとしました。

by yuqui084 | 2005-06-09 14:19 | 映画

日米コメディ映画(基本はスラップスティック?)

連休中に観に行った3本の映画のうち
2本がコメディ映画でした。
1本は邦画「真夜中の弥次さん喜多さん」、
もう1本は洋画「ドッジボール」。

「真夜中の弥次さん喜多さん」は
舞台(大人計画)と最近はもっぱらテレビで活躍中の
宮藤官九郎の初監督作品。
原作はしりあがり寿で、あの原作をどうやって映像化するのかと思ったら
結構電波~な感じに仕上がっておりました。
ある意味荒川良々大活躍。
ストーリーは、恋人のヤク中を治すためにお伊勢さん詣りに向かう
ホモカップルの話です(って、身もフタもないですね)。
…ていうか、はっきり言ってしまいましょう。
自分は古田新太のためにこの映画を観に行きましたー!(←アホです)
あの、切ない顔で斜め上方を見上げるおなじみの泣きの演技を見た瞬間、
「来た甲斐があった!」と得心。
2時間の上映時間のうち、総出演時間が3分だったとしても満足です。
…負け惜しみじゃないやい…(涙)
実は最近仲間内でドラマ「タイガー&ドラゴン」が大ブームでして
その流れで観に行ったとも言えるのですが
両方を観て思ったこと。
「長瀬智也、キャラ引っ張りすぎ…」
お正月のドラマ特番の時はあんなに濃くなかったはずなのに
間で映画の撮影が入ったのか、
弥次さんの濃い江戸っ子キャラがそのまま小虎に乗り移ったかのよう。
いえ、好きなんでいいんですけど(笑)
自分としてはラリった中村七之助の顔が苦手なので
もう少し短くてもよかったかな感が…。
しかし、なにより驚いたのがクレジットに出ていた「支援:文化庁」の文字。
本当にいいのか文化庁!?


そして、ベン・スティラー&ヴィンス・ヴォーンの「ドッジボール」は
下ネタ&小ネタ満載のアメリカ映画。
ついこの間2人が出ている「スタスキー&ハッチ」を観たところなのに
この映画のベンとヴィンスはまるっきり別人のようです。
(まあ、ある意味「スタ&ハチ」がコスプレだったのかもしれませんが。)
…ていうか、他のキャスト地味すぎ!(笑)
ずーっと「…この人どっかで見たことあるんだけど…」とか考えていて
画面に集中できませんでしたよ。
おまけに、拾えない小ネタとヤバイネタ多すぎ!
おかげで久しぶりに、この手の映画でパンフレット買いました。
20世紀FOXにやられたって感じです(爆)
だーかーら!
あれがチャック・ノリスだってのはわかったけれど
なんであそこでチャック・ノリスなのかがわかんないんだってば!とか。
まあ、本当は何も考えずに見るのがいいのかもしれません。
自分たちのジムを買収から救うため
ラスベガスのドッジボール大会に賞金目当てに出場する
ダメダメチームの奮闘記、というスポーツものでは典型的なストーリーなのに
ラストのカタルシスが弱いと感じたのは
それまでがいろんなものを詰め込みすぎて
くどくなりすぎたからなんじゃないかと思ったり。
観客を疲れさせてどうするんだって!(笑)
特にベン・スティラーは濃かった…
もともと薄くはないキャラですが、
今回はちょっと胸焼けしそうになるくらいで。
でも、下品なのに目をつぶれば、楽しく見られる映画でした。
ドッジボールの試合自体は面白かったし。
相手チームのキャラ立ちがよかったので、もっと試合を長く見たかったなぁ。
仲間内で一番ウケたのが、ドイツチームの「ハッセルホフ!」でした。
すごいなぁ…デヴィッド・ハッセルホフ(笑)。
これから気合い入れるときは「ハッセルホフ!」って言ってみよう。

by yuqui084 | 2005-05-06 23:30 | 映画

スタスキー&ハッチ 2004(DVD)

1970年代に作られた、
ポール・マイケル・グレイザー&デヴィッド・ソウル主演の海外ドラマを
ベン・スティラー&オーウェン・ウィルソン主演で
2004年に劇場版としてリメイクした特別版。
DVDを買ったのは吹き替え目当てですが
オリジナルのドラマ好きも楽しめる内容になっておりました。

ベン・スティラーが出ているので
アホアホ度はオリジナル以上。(←自分的にはそういう認識らしい)
しかし、オーウェン・ウィルソンがギター持って
「Don't Give up On Us」を歌った時には
制作チームの、オリジナルへのリスペクトを感じました(笑)
いや~、実は自分、かつてはデヴィッド・ソウルのファンで
レコード(CDではない)も持っておりましたもので
この曲を聴いたときには涙ちょちょぎれ&大爆笑。
なのに、ラストでオリジナルの御大二人が登場したときには
一瞬、だれだか分からなくて(わざわざ同じ衣装まで着ているのに!)
ちょっとばかり、時の流れを非情と感じてみたり…。

しかしながら、この作品のベン&オーウェンコンビは激キュート!
おまけにどう見てもラブラブにしか見えません(笑)
堅物で融通の利かない(でも、やってることはおバカ)のベンを
世慣れたオーウェンが「しょうがないなぁ…」と言いながらカバー。
以前の共演作品「ズーランダー」では両方がアホを競っていたのに(こらこら)
今回はどう見てもオーウェンがお母さん(笑)。
警官仲間にも「カップルだ」とちゃかされてたり。
こんな感じはどこかで…?と思っていたら
ナインティナインの岡村ちゃんと矢部っちがふと浮かんだ自分って…(爆)

そして、その他の共演者で特筆すべきはやはりスヌープ・ドッグでしょう!
なんかもうね、「つきあいたい!」とか思ってしまった(でも結婚はムリ…笑)。
衣装からヘアスタイルから何から激cool!
紫のスーツの上にカラーリングしたミンクのコートを着た190cmの男ですよ、奥さん!
それがまた似合ってるんですよ!
この作品のセクシー大賞!スヌープ・ドッグ~!という感じでした。
ハンドタオルを腰に巻いた二人は次点で(笑)

どうやら続編の制作も決まっているという話ですが、
やっぱり日本での劇場公開はないんだろうなぁ…
でも、DVDが出たら絶対買うぞ~!!

おっと、その前に「ドッジボール」観に行かなきゃ…


追記:吹き替え版の個人的なハマリツボは、
社長の歌う「That's the way」のワンフレーズでございました…

by yuqui084 | 2005-05-01 12:56 | 映画

コンスタンティン

この映画、試写で観る予定だったのに
当日仕事が終わらずに観に行けず
やっとレイトショーで観てきました。

スタートしてから10分ぐらいして
なんだろう…なんだか…デジャヴ?
で、はたと思い当たりました。

これって、実写版「妖獣都市」(もしくは「闇狩り師」)じゃん!(笑)

自殺の罪を贖うために、
天国と地獄の均衡を図るエージェント(=闇ガード)となったジョン・コンスタンティン(ウソ)。
キアヌ・リーブスがシニカルにやさぐれていて、いい感じでした。
もちろんキリスト教がらみの話ですから
菊池秀行的エロスとはまーったく関係なく(笑)
宗教がらみだからこそ制約が多くて
逆にわかりやすい、というエンターテインメントに仕上がっていました。
いわゆる「様式美」の世界ですね。
監督はミュージックビデオ出身の方らしいですが
画面がとても美しく、わくわくしながらみてしまいました。

そして、素敵キャスティング。
ティルダ・スゥイントン=ガブリエル。
出てきた瞬間にまんま「オルランド」じゃん!と(笑)。
おまけに、背景とか小道具の使い方とか衣装とかのシンクロ度が
デレク・ジャーマン作品かと思うくらいで。
レイトでパンフ買い損ねて詳しいことはわからないんですが
でも、確信しました。
フランシス・ローレンス監督はデレク・ジャーマン好きだ(笑)!
短い登場時間ながらさすがの存在感は、
ピーター・ストーメア=ルシファー父ちゃん。
かなりツボに入りました。激ラブ!
白のスーツで軽妙なトーク、
地獄の王なのに、
死に瀕したコンスタンティンを自分で迎えに来ちゃうくらいにご執心なとことか、
ガラスのかけらの降る中を悠然と歩く姿は
眉毛がなくても気にならないくらい(こらこら)素敵!!
キアヌのやさぐれっぷりと、
この二人を見れただけでもお金を払った甲斐がありました。

DVDが出たら買っちゃうかも…
そして、吹き替え版のキアヌは、へたれた森川智之氏を熱烈希望!!
ねっ!Sさん?(笑)

by yuqui084 | 2005-04-30 01:12 | 映画

Shall we dance ?

真面目で穏やかな性格で
幸せな家庭と
平和な日常を持つ一人の男が
ある日ふと立ち止まったときに欲しくなってしまったもの…
それは「ときめき」

このしあわせになにか不満があるの?と聞かれれば
「ない」と答えるし、
パートナーを愛していないの?と聞かれれば
「愛している」と答える。
ウソじゃない、本当にそう思っている。
だけど…
なんなんだろう、このもやもやは…?

というのがオリジナル版・ハリウッド版を通してのテーマ。
日本版の役所広司もとてもよかったけれど、
ハリウッド版では、やっぱり
リチャード・ギアがベリーチャーミング!!!
ルックスの魔力もあるんだろうけれど、
ちょっとウエストラインの下がったパンツとか
鼻からずり落ちるメガネとか
ダンス中、微妙にずれるテンポとか
オヤジアイテム満載なのに、それがリアリティーとなって
オヤジ愛(偏愛?)を揺さぶるのです。

そして、J.Lo!
なんて素敵なお尻…v 
映画出演では叩かれることの多い彼女ですが
自分は結構好きなんで、ダンスシーンはうっとりして見ていました。
でも、基本的にジャズダンスの人らしく
ボールルームダンスの所作よりも
ターンのレッスンとか、他のダンスを踊っているときのほうが魅力的。
表情もずーっと硬いので
やっぱり、J.Loは明るくニコニコしていたほうがいいなぁと。

他の出演者もイイ感じだったのですが
個人的に大好きなスタンリー・トゥッチが出ていてうれしかった。
彼は主人公の「話のわかる同僚」とか「頭の固い上司・支配人」とかをやらせたら
ピカ一のバイプレーヤーだと思うんですが。
最近なら「ターミナル」とか「メイド・イン・マンハッタン」とか。
自分にとっては、あんまりメインに近いところにいなくても
昔から「画面の中で、なんか気になる…!」という俳優さんです。

波乱万丈ドキドキハラハラな映画というわけではなく
深く感動!号泣!というわけでもなく、
でも、ラストはなんかしみじみする…という作品。
「チャーミングな映画」というのがしっくりくるかなぁ。
ほのぼのしたい方にはお勧めです。

by yuqui084 | 2005-04-07 11:42 | 映画